移動式手術室ニコワゴンは猫の不妊去勢手術を、いつでも、どこでも、手軽におこなえるよう、ワゴン車の荷室を改造し、獣医療機器や自立電源システムを搭載させた移動式の手術室です。
スペイクリニックの特異性とワゴン車の機動性を融合させることで、スペイクリニックのない地域や、病院まで出向けない事案に対しても『手軽に、安価に、大量に』不妊去勢手術を提供することが可能です。
「必要な時に、必要な場所へスペイクリニックをお届けします」を活動コンセプトに、猫の過剰繁殖による社会問題を減らし、猫がしあわせに、人がおだやかに暮らせる社会の実現を目指しています。
ポイント
フィードバック
年間4,000頭を超える手術実績と獣医師監修のもと設計/アップデート。
完全自走型
外部に依存しない電源/通信システムを搭載。場所を選ばない運営が可能。
自社管理
企画~メンテナンスまで全て自社で管理しコストコントロールを実現。
ユニット
平常時における部隊の基本構成は、ニコワゴン1台に対して獣医師1名、助手1名の1台2名体制を1ユニットとしています。
一方、非常時など緊急手術が必要な場合は、全国各地のユニットを被災地へ招集し手術の大量供給や、臨時動物病院としての活用が可能です。
車両や設備機器類(ハード面)/運営方法等(ソフト面)を統一することで、緊急オペレーション時の属人性を解消し、多くの獣医療関係者が利用しやすく共有しやすい動物用災害インフラとなることを目的としています。
ニコワゴンは常に資源の有効活用を意識し、誰もが呼びやすく、利用しやすいサービス提供を心掛けています。
動物用災害支援車
オルタネータ発電、太陽光発電、蓄電システムにより、室内のエネルギーを自立的に供給できるニコワゴンは、災害等により電力供給がストップした状況でも、被災動物への初動対応拠点として機能します。
また、普段使っているニコワゴンを災害対策車として応用することで、緊急時でもスムースな災害支援活動が期待できるほか、平時の避妊手術で災害対策車の維持費を捻出することが可能となり、資源の有効活用が見込めます。
主な設備
厳選された手術設備
オリジナル手術室KIT(荷室部)
高圧蒸気滅菌器+保管庫の衛生管理
室内抗菌・抗ウイルス・消臭仕様
次世代電源システム
蓄電容量3,600Wh(増設可能)
定格出力3,000W/瞬間出力6,000W
急速充電(80%1時間)
スマートアシスト機能
車両オンライン化
車載PC搭載(外部との連携)
監視機能(ライブ映像/電力/GPS)